ヨーロッパでは主流!?サステナブルクリスマス
日本でクリスマスと言えば恋人や友達、家族とプレゼント交換したり、子どもたちは朝目覚めると、枕元やベッド周りにクリスマスプレゼントが置いてあることが一般的ですが、ヨーロッパでは家族と過ごし、プレゼントはクリスマスツリーの周りに置いてあることが一般的です。また、近年では日本でも見られるようになってきたクリスマスマーケットですが、ヨーロッパでは1300年~1400年代のドイツのドレスデンが始まりとされおり、ヨーロッパのクリスマスは日本でいうお正月と似たように、1年で最も大きな行事のひとつです。
そんなヨーロッパでは昔から盛大に行われてきたイベントですが、最近では環境を考える、サステナブルなクリスマスが主流になってきています。
サステナブルなクリスマスマーケット
クリスマスマーケットといえば、綺麗にライトアップされた場所で、さまざまな料理や飲み物、雑貨などが販売されており、割り箸や紙皿など大量のごみが発生してしまいます。しかしオーストリアのクリスマスマーケットでは、固形の食べ物は紙やナプキンで包むだけ、飲み物はリユース可能なセラミックのマグカップで提供されるようになっています。その際に高額のデポジット(保証金)が必要なので高確率で返却されるようです。また、照明も100%LEDを使用しており、クリスマスマーケットで販売される食品は、30%以上オーガニックを使用することが義務付けられています。
クリスマスツリーのレンタルサービス
毎年、クリスマス期間が終わるとクリスマスツリーである、大量のもみの木が町中に廃棄されることが問題視されていました。そんななか、オランダ・アムステルダムのkerstboom.nu(ケストブームドットエヌユー)は、クリスマスが近くなるともみの木を配送してくれ、1月上旬に回収しに来てくれる、もみの木のレンタルサービスの提供を開始し、木の大量廃棄を防ぐことができる上に設置をしてくれるので、より簡単にクリスマスツリーの設置が可能になりました。
地球に優しいクリスマス
イギリス・ロンドン市は、リサイクル事業を促進するLondon Recycles(ロンドン・リサイクルズ)と手を組み、「グリーンなクリスマスを過ごすための12の方法」を公開しました。
グリーンなクリスマスを過ごすための12の方法
- 手作りのプレゼントを贈ろう。それはお金を節約し、愛する人に何かを贈るのに最適な方法です。
- クリスマスツリーをレンタルしよう。
- 手作りに挑戦しよう。たとえば昨年のカードをギフトタグに変えてみよう。
- リサイクル素材で作られたアップサイクルギフトを贈ろう。
- 寄付をしよう。慈善団体は今年、これまで以上にあなたの力を必要としています。
- 中古に挑戦!チャリティーショップでお祝いの洋服を購入したり、家族や友人と服を交換したりしてみよう。
- ロンドンの地元のお店で買いものをしよう。
- あなたの「スキル」を贈ろう。若者にスキルを共有するプログラムに参加しよう。
- 包装紙をリサイクルしよう。
- クリスマスツリーをリサイクルしよう。
- 残ったクリスマスディナー(骨、ティーバッグ、果物や野菜の皮)はすべて、食品廃棄物収集でリサイクルに出そう。
- 家にある素敵なものは、他の人にあげるか、チャリティーショップに寄付しよう。
クリスマスというヨーロッパでは一年で最も大きいイベントは、クリスマスツリーや飾り、プレゼントの包装紙など普段よりもたくさんの廃棄物が発生してしまいます。そんな廃棄物を少しでもなくすため、「グリーンなクリスマスを過ごすための12の方法」のようにリサイクル素材でつくられたものや、長く使用可能なものをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
サステナブルなクリスマスギフト
1. サボテンレザーミニバッグ / HAEN
サボテンの革と廃棄されるペットボトルをリサイクルして作られたコンパクトなミニバッグです。磁石で開け閉め可能でちょっとしたお出かけにぴったりなアイテムです。
2. アップルレザーカードケース / HAEN
イタリアのりんごの皮と廃棄されるペットボトルをリサイクルして作られたカードケースです。動物の革の触り心地と似ているので、革製品のために犠牲になる動物を保護することが可能です。5つのポケットで実用的に使用可能です。
3. リサイクルカーゴスカート(チャコール) / Product Storage
リサイクルポリエステルとコットンを使用して作られたカーゴスカートです。裾部分のストリングとボリューム感のあるデザインが特徴的なアイテムです。3色展開で好みのカラーをお選びいただけます。